内容説明
『天国へのシュート』
レムコはプロのサッカー選手になることを夢見る12歳の少年。同じようにプロを目指していた父のエリックは、息子をオランダ・ナショナル・ユースチームの一員にしようと特訓する毎日だった。だがある日突然、エリックは亡くなってしまう。レムコは父の死に茫然自失し、もはやプレーできないほどの落ち込みようだった。やる気のない練習をしていると、亡くなったはずの父が・・・!それはレムコだけが見える父の姿だった。父はいつものようにサイドラインから息子への指示や激励を飛ばし、すっかり元気を取り戻し練習に励むレムコだったが、エリックの姿が見えない家族や周囲の人々は、亡き父を思うあまりレムコがおかしくなったと考え心配する。ある日母から「いい加減にしなさい!」と責められレムコはたまらず家を飛び出し途方に暮れるが、そんなレムコを迎えるように現れた父は、往年の名選手がプレーする幻のピッチにレムコを連れていく。だがその夢のようなピッチで、父と永遠の別れをするとは思いもよらなかった。父とは本当にもう二度と会えないのだろうか?サッカーに賭けた少年と父の夢は実現するのだろうか・・・!?