内容説明
ローマのテルミニ駅近く、エスキリーニ地区の中心にあるヴィットリオ広場は移民の集まる場所。イタリア人ミュージシャンのマリオは、耳に入ってくる彼らのサウンドに魅了され、ユニークなオーケストラ作りを夢見る。一方、映画作家のアゴスティーノは、広場にある閉館寸前の劇場を地元民の手で取り戻し、多様な文化の発信地にしたいと夢を抱いていた。マリオとアゴスティーノが出会ったときから、ふたりは夢を叶えるために歩み出す。この計画は「アポロ11」と名づけられ、予想を超えた困難との戦いが始まる。本作は「アポロ11」が実現するまでの5年にわたる、音楽と情熱のドキュメンタリー映画である。
新しい音楽の誕生と街の再生を描いたドキュメンタリー