内容説明
解説
不滅のボレロを創るため、悪魔に魂を売った音楽家─/ラテンの「ファウスト」は燃え上る愛と官能に彩られた熱情のエロティック・ドラマ。ジプシーの魂をもつ奔放なジタナ役はペルーの人気女優バネッサ・テルケス、その恋人グレタ役に妖しい官能美をたたえたメキシコの若手トップ女優マヤ・サパタ、エキゾチックな二人の競艶。ペルーを代表する超人気トリオ、ロス・モルノスが特別出演!ロマンティックで官能的、ときに哀愁を帯びたラテンミュージックが全編を彩る。『悲しみのミルク』(09年ベルリン映画祭グランプリ)、『豚と天国』(90年モントリオール世界映画祭グランプリ)など、近年世界的に評価の高いペルー映画の幻想と色彩美に注目。
『夜のボレロ』
作曲家トルバドゥールは、最高傑作のボレロをつくりだそうと呻吟していた。ある日、酒場で見知らぬ男(実は悪魔)から声をかけられ、望みをかなえる交換条件に魂を渡す約束をする。その夜、トルバドゥールは奔放で美しい娘ジタナと出会い、恋におちる。彼女こそ運命のミューズだと確信し、二人は激しく愛し合う。だが、ジタナには、危険な魅力を放つ女性グレタという恋人がいたことを知る。やがてジタナは姿を消し、トルバドゥールは失恋の苦しみの中で、ついに不滅のボレロを書き上げる。悪魔との約束を果たす日が近づく…