Disc.1
01.3 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の(2:43)
02.9 花の色は移りにけりないたづらに(3:02)
03.12 天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ(2:44)
04.13 筑波嶺の峰より落つるみなの川(2:43)
05.14 陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに(2:48)
06.15 君がため春の野に出でて若菜摘む(2:26)
07.18 住の江の岸に寄る波よるさへや(2:53)
08.19 難波潟短き蘆のふしの間も(2:15)
09.20 わびぬれば今はたおなじ難波なる(4:00)
10.21 今来むといひしばかりに長月の(2:38)
11.25 名にし負はば逢う坂山のさねかずら(3:00)
12.27 みかの原わきて流るるいづみ川(2:35)
13.30 有明のつれなく見えし別れより(2:15)
14.38 忘らるる身をば思はず誓ひてし(2:47)
15.39 浅茅生の小野の篠原忍ぶれど(2:32)
16.40 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は(2:18)
17.41 恋すてふわが名はまだき立ちにけり(2:10)
18.42 契りきなかたみを袖をしぼりつつ(2:37)
19.43 逢ひ見てののちの心はくらぶれば(2:56)
20.44 逢ふことの絶えてしなくはなかなかに(2:07)
21.45 あはれともいふべき人は思ほえで(3:07)
22.46 由良の門を渡る舟人かぢを絶え(2:43)
23.48 風をいたみ岩打つ波のおのれのみ(2:41)
24.49 御垣守衛士のたく火の夜は燃え(2:48)
25.50 君がため惜しからざりし命さへ(2:41)
Disc.2
01.51 かくとだにえやは伊吹のさしも草(2:23)
02.52 明けぬれば暮るるものとは知りながら(2:46)
03.53 嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は(2:36)
04.54 忘れじのゆく末まではかたければ(2:50)
05.56 あらざらむこの世のほかの思ひ出に(2:32)
06.57 めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に(2:40)
07.58 有馬山 猪名の笹原風吹けば(2:26)
08.59 やすらはで寝なましものをさ夜更けて(2:42)
09.62 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも(4:04)
10.65 恨みわび干さぬ袖だにあるものを(3:02)
11.68 心にもあらで憂き世に長らへば(2:49)
12.72 音に聞く高師の浜のあだ波は(2:31)
13.74 憂かりける人を初瀬の山おろしよ(2:35)
14.77 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の(2:48)
15.78 淡路島通ふ千鳥の鳴く声に(2:31)
16.80 ながからむ心も知らず黒髪の(2:28)
17.82 思ひわびさても命はあるものを(3:39)
18.85 夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ(2:24)
19.86 嘆けとて月やはものを思はする(3:10)
20.88 難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ(2:34)
21.89 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば(2:41)
22.90 見せばやな雄島の海人の袖だにも(2:49)
23.91 きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに(2:47)
24.92 わが袖は潮干に見えぬ沖の石の(2:38)
25.97 来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに(2:31)